手塩にかけるって、何をかけるの?

「手塩にかけて育てる」などと、自分で直接面倒を見て大切に育てることを「手塩にかける」と表現しますが、この「手塩」って一体何なのでしょう?

「手塩にかける」の「手塩」とは、元々は食膳に置いて不浄を払うために、小皿に盛った少量の塩のことを指しました。そして、その手塩で料理の味加減を自分の好みで調えるようになり、「手塩にかける」という表現が生まれ、他人任せにしないで自ら面倒を見る意味に変化したそうです。