「長丁場を乗り切った」の「長丁場(ながちょうば)」、 ひとつの事柄が長く続くことや長い時間のかかる物事のことを意味しますが、 そもそも長い丁場(ちょうば)っていったい何のことでしょうか?
「東海道五十三次」でも有名ですが、昔の東海道には、53箇所もの次(宿場町)があり、 この宿場と宿場との間の距離を「丁場」(「町場」「帳場」とも書く)と呼んでいました。各々の宿場町との距離も険しい山道や川などで隔てられ、 遠かったり近かったりと様々で、距離が長い宿場間のことを「長丁場」と呼んでいました。
そして、長い距離は時間もかかることから、仕事などで長時間かかることも「長丁場」と言うようになったそうです。