「押しも押されぬ」って、どうして「押す」の?

「押しも押されぬ大スター」のように使われる「押しも押されぬ」という言葉ですが、なぜ「押す」のでしょうか。

「押しも押されぬ」という表現はよく見かけますが、実はこれは間違いで、正しくは「押しも押されもせぬ」もしくは「押すに押されぬ」なのだそうです。

この2つの言葉が混ざって、「押しも押されぬ」という言い方が広まったようです。

意味はどれも基本的に同じで「どこへ出ても圧倒されない実力があり、堂々としている」というものです。

「押す(推す)」には複数の意味がありますが、どれも「ものに何か力を加える」あるいは「それによって何かの目的を果たす」という機能を持つという共通点があるようです。

ここから、「自分にはかなわない(どうにもできない)ほどの実力の高さ」を分かりやすく伝えるために「押せない」や「押さない」という言葉を使うようになったのかもしれません。

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