手紙や俳句などで目にする「炎暑」(えんしょ)という言葉。見ているだけで暑くなってきますが、どういう意味なのでしょうか。
「炎暑」は俳句などでは「夏の季語」とされています(夏にまつわる句で使用可能)。
また、中でも晩夏(現在の感覚では8月後半から9月)に使われる言葉のようです。旧暦では6月が晩夏だったため、古文を読んでいると6月あたりの句でも使われているかもしれません。
意味としては字のままで「炎が燃え盛っているかのような暑さ」という意味だそうです。
ちなみに、手紙の挨拶などで「炎暑の候」と書くときは7月に使うことになっているようで、8月や9月に使うのは好ましくないそうです。
近年は夏の暑さが昔とは変わってきていて、梅雨が明けたらすぐ「炎暑」という感じですね。