芳醇
主にお酒について、香り高く味も混じりけがなく濃いものという意味の言葉です。
「芳」は、草かんむりに「方」なので「ほう」と読みます。この「方」は「放」に通じているようで、草の良いにおいが遠くまで届くというところから「良い香り」という意味を持っているそうです。
「醇」は混じりけがないという意味で「じゅん」と読みます。
この二つで、味が良くて香りも良いもの、あるいはその状態を指し、「ほうじゅん」と言います。
ほうじゅん
ちなみに、「醇」は意味が似ているからか「純」でもよく「芳純」とも書くようです。
ところで、「芳醇な香り」といった場合、意味としては香りが二度出てきて重複する気もしますが、間違いというわけではなさそうです。不思議ですね。