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とうのむかし、とおのむかし、書き方はどっち?

「ずっと昔」という意味を持つ言葉で「とうのむかし/とおのむかし」がありますが、書き方としてはどちらが正しいのでしょうか。

発音は「とおのむかし」ですが、現在の日本語では発音と文字が一致しない場合もあります。

例えば、「父さん」は「とおさん」と発音しますが「とうさん」と書きます。

これは国が決めた原則があるためだそうです。

具体的には「オ列の長音は『う』で表す」というルールがあります。したがって「父さん」の場合はオ列である「と」の長音なので「と」の次に「う」と書いて「とー」と発音します。

このルールは「とうのむかし/とおのむかし」でも適用されます。結果、「と」の次に「う」が来ますので、書き方は「とうのむかし」発音は「とおのむかし」が正しいということになります。

ちなみに、もともと「ほ」や「を」だった長音は例外的に「お」と書くようです。例えば「大阪」は「おほさか」と書いていたので「おうさか」ではなく「おおさか」と書くのだそうです。