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「前述」「先述」「前出」「後述」ってどう使い分けるの?

文章で前に書いたことを簡単に表したいとき、「前述のように」という表現をすることがあります。

この「前述」と同じような言葉で「先述」「前出」もありますが、どう使い分ければいいのでしょうか。

辞書ではどれも同じ意味ですが、実際に使う場合は微妙に違いがあります。

まず、「前述」と「先述」ですが、「前述」は同一文書内の前にある事柄を指します。

一方、「先述」は同一文書にない事柄も指すことができるようです。つまり、「先述」のほうが対象が広いということです。

「前出」は、「前出の話」のように後ろに何かの名詞をつけ、対象を限定したいときに使うそうです。

なお、「後述」は上記3つの語の対義語にあたりますが、こちらには対象に違いがなく、「ここより後ろで書きますよ」ということを表す際に使うのが基本のようです。

「先述」「前述」「前出」の順に示せる対象が狭くなるので、上手に使い分けられると良いですね。