「台詞」と「科白」の違いって何?

「台詞」も「科白」も「せりふ」と読みます。せりふと言えば、普通はお芝居などで役者が話す言葉のことですね。

この二つは意味としてはほぼ同じで、どちらを使っても「せりふ」のことですが、「台詞」は日本でつくられた言葉、「科白」は中国由来のものと言われていますが、諸説あるかもしれません(科白)。

まず「台詞」は、「舞台詞」(ぶたいことば)から来ているそうで、せりふのみを指します。

一方の「科白」は、中国では役者のしぐさを示す「科」と、言うことを意味する「白」という意味が合わさったものだそうです。それゆえ、「科白」のほうを使うと「しぐさ」といった意味を含ませることができるようです。ただ、日本では特にせりふのことを指すので、相手にそこまで伝わるかは注意しておく必要があるかもしれません。

「科白」は「かはく」と読んでも良いようです。