「当書」と「本書」ってどう使い分けるの?

「この本」といったことを言いたい場合に、「当書」・「本書」の2通りの言い方がありますが、この2つはどのように使い分ければ良いでしょうか。

基本的に「当書」も「本書」も意味は同じになりますので、どちらを使っても問題ないようです。

ただ、「本」には「本人」で使われるように「私の」という意味があるそうです。

このため、その本や文書の著者以外が「本書」と使うと違和感を覚える人が出てくるかもしれません。

したがって、自分が書いたものではないものを指し示したいときは「当書」自分が書いたものを指し示したい場合は「本書」と使い分けると、誤解を招きづらくなると考えられます。

なお、市町村では市町村外向けの文書では「当市(町村)」、市町村内向けの文書では「本市(町村)」という使い分けがあるそうです。