立夏(りっか)って、どんな時のこと?

手紙やお知らせの最初のほうに「立夏の候(りっかのこう)、緑が映える季節になりましたが・・・」などのように書かれているものを見たことがある人は多いと思いますが、この「立夏」とはどういう時のことなのでしょうか。

「立夏」は文字そのままで「夏が立つ」、つまり「夏が始まる日」という意味だそうです。現在の暦では5月5日前後が「立夏」になっています。

中国由来の古い暦である「二十四節気」では「立夏」から季節が夏になるそうですが、まだ5月上旬なので夏の気候ではないことが多いです。

この実感と暦のズレから「立夏」と「初夏」を混同してしまい、6月や7月に「立夏の候」と手紙のあいさつなどで書いてしまう間違いがあるようです。

しかし、前述のように「立夏」は5月前半に訪れるので、「立夏の候」というあいさつが使えるのは5月5日前後から5月20日ごろまでになるそうです。