俳句や夏の気候を表す際に「油照り」という表現を見かけることがありますが、どういう状態のことなのでしょうか。
「油照り」は、夏に薄曇りで風がなく、非常に蒸し暑い日のことを意味するそうです。
日が照り付けているわけではないものの、風がないのでじりじりと暑く、脂汗をかいてしまう。想像するだけで熱中症になりそうです。
気候なのに「油」という言葉が出てくるのが不思議ですが、理由はよく分かりません。「油」にはさかんに物事が起こるという意味もあるそうなので、風がないために「日照り(ひでり)の暑さ」が強烈だという意味かもしれません。
また、少し洒落っぽいですが、脂汗が出てくるような暑さだからとも考えられます。