「自分はいつも割を食っている」などと使う「割を食う」ですが、何かを食べているんでしょうか?
「割を食う」の「食う」は「食べる」という意味ではなく、「良くない行為を受ける」という意味だそうです。「肩透かしを食う」や「門前払いを食う」などの「食う」と同じ意味です。
「割」のほうは、もともと「割り当て」や「役割」といった意味だったものが、割り当てと実際の行為のズレを示す損得のことも指すようになったようです。
つまり「割を食う」は、割り当てが自分にとって良くない=「不公平、損だ」という意味になります。
なお、自分にとってプラスの場合は「割が良い」と言います。
「割を食う」とばかり感じるとストレスがたまるので、別に損をしているわけではない、思った通りにいかないからといって不幸なわけではない、などと考えることも良いかもしれませんね。