「腕白でもいい、たくましく育ってほしい」という、おいしそうなハムのコマーシャルが、ずいぶん昔ありました。多少型にはまらなくても、(ハムでも食べて)強く生きてほしい、と(?)。
ところで、この「腕白(わんぱく)」とは本来、腕が白いことなのでしょうか?
実は腕白は、当て字だったそうです。
「わんぱくとはわやくの転がりたることと聞こゆ」という一文が、「嬉遊笑覧(きゆうしょうらん)」という本にあるそうです。この「わやく」が、「いたずらをする」「ききわけがないこと」で、その当て字として「腕白」が使われたとか。
あるいは「関白(かんぱく)」がなまって転じた、という説もあるそうです。
どうやら、腕の白さとは関係ないようですね。