「この商品には太鼓判を捺せます」のように使う「太鼓判を捺す」という表現ですが、太鼓判とはいったい何のことなのでしょうか。
「太鼓判を捺す」は、品質を保証するという意味の言葉です。
この太鼓判の由来については諸説あるのですが、大きく3つの説があるようです。
1つ目は「太鼓のような大きなハンコ」で、これで印を捺すことで正確性を保証するというところに由来する説。
2つ目は、昔甲州(今の山梨)でつくられていたお金である「甲州金」の小判のデザインが太鼓に似ていることから「太鼓判」と呼ばれていて、そのデザインが金を削られないようにして小判の価値を保証する意味があったことから、品質保証に対して「太鼓判を捺す」という表現が使われるようになったという説。
3つ目は、太鼓の製造元がその太鼓が自社製であることを示すために太鼓に捺す焼き印を「太鼓判」と言っており、そこから品質保証の意味になったという説もあるようです。