どうしてパンツは「枚」でなく「丁」で数えるの?

「昨夜はパンツ一丁で寝てしまった」などと、パンツは「丁(ちょう)」で数えますね。通常洋服は、「着」(スーツやコート)や「枚」(セーターやシャツ)で数えるのに、どうしてパンツは「」で数えるのでしょう?

もちろん「着」や「枚」以外にも、形状からズボンは「本」、靴下は「足」という数え方はあります。でも、パンツの「丁」という単位は一体どこから来たのでしょう?

それは、パンツの前身である「ふんどし」から来ているそうです。

日本人がパンツを身に着けるようになったのは明治以降のことで、それ以前はふんどしが主流でした。元々風になびくような薄いものの単位には「丁」が使われていたので、ふんどしも同様に「一丁、二丁」と数えられていました。この「ふんどし一丁」という言い方が後々まで使われ続け、パンツをはく時代になってもふんどしの時代の伝統を引き継ぎ、「一丁、二丁」と数えるのだそうです。