計画もしないでどんどんお金を使うことを「どんぶり勘定」と言いますが、食べ物を入れる「丼」で何杯もご飯を食べるようにお金を使う、とイメージしている人も多いのでは?
ところが実は、「どんぶり勘定」と器の「丼」は何の関係もありません。
この場合の「どんぶり」は、江戸時代の職人が身につけていた胴巻きのことなのです。
江戸時代から戦前にかけての職人達は、胴巻きをつけ、そこに小銭や小物を入れて財布代わりにしていたとか。この「どんぶり」から、ちゃんと計画もせずに小銭を掴んで支払う様子から、 計画もしないでどんどんお金を使う様を「どんぶり勘定」というようになったそうです。