「慚愧(ざんき)に堪えない」ってどういう意味?

「このような事態を引き起こしてしまい、慚愧(ざんき)に堪えません」というように使われる「慚愧(慙愧)に堪えない」という言葉ですが、どういう意味なのでしょうか。

「慚愧に堪えない」は、「自分の行いを恥ずかしく思い、反省する」という意味だそうです。

この中の「慚愧」はあまり使われない言葉ですが、本来は仏教用語のようです。

具体的には、「慚」が自分の行いを自分で恥ずかしいと思うこと、「愧」が他人に対して過ちを告白して恥じ入ることという意味です。

この2つを組み合わせて、「慚愧」で「自分の行為に対して恥ずかしく思う」という意味になっています。

したがって、「慚愧に堪えない」は、「恥ずかしい気持ちでいっぱい」というような雰囲気を持つ表現になります。

単に「残念」という意味で使われていることもありますが、あくまで自分の行いを反省するときに使うものなので、間違えないようにしましょう。