「秋波(しゅうは)」ってどういう意味?

「秋波(しゅうは)」は、媚び女性の色目を表す言葉です。

「秋波を送る」という使い方が多く、この場合は性別関係なく「媚びを売る、関心を引こうとする」というような意味になります。政治関係のニュースで見聞きすることが多いのではないでしょうか。

元々は秋の澄んだ水に現れる波のことで、そこから派生して「女性の涼しげな目線」→「女性の色目」→「媚び」となってきたと考えられているそうです。

ただ、なぜ季節が秋なのかはよく分かりません。漢詩がもとになっているようなので、一種の季節を表す言葉なのかもしれません。

ちなみに、関連があるのかは不明ですが、日本でも俳句などの季語「秋の水」は「澄んだ水」を意味します。

この言葉は元々中国語なので、現在の中国で使ってもほぼ同じ意味で通じるようですが、中国では基本的に「女性の色目や流し目」という意味になるようです。