1980年代に「ろくでなしブルース」というマンガ(古いっ!)が流行りましたが、何の役にも立たない人を指す「ろくでなし」の「ろく」って一体何なのでしょう?
「ろくでなし」の「ろく」は、実は「陸」から来ています。
「陸」は「ろく」とも読み、陸は地平線が平らなことから、物や性格が真っ直ぐで正しいことを意味しました。
そこに否定の「ない」を付けて「陸でなし」となり、性格が曲がった人という意味が転じ、現在使われている「役に立たない人」「まともでない人」という意味になったのです。
ちなみに一般的には「碌でなし」と書かれますが、これは当て字だそうです。