「もうはまだなりまだはもうなり」って、どういう意味?

「もうはまだなりまだはもうなり」という言葉を見かけるときがありますが、いったいどういう意味なのでしょうか。

この言葉は、相場格言と呼ばれるもののひとつで、今でいえば株式などの取引をする際の注意点などを言っていることわざです。

意味としては、「『もう上がらない(下がらない)』と思ったら、『まだ上がる(下がる)』かもしれず、『まだ下がらない(上がらない)』と思ったら『もう下がる(上がる)』かもしれない」というものです。

相場は、自分の思い通りになるわけではないということや、思い込みや勢いで判断するのは危険だということを表しているようです。

江戸時代の書物に、お米の取引をする際の注意点を示すことわざとして出てくるそうで、江戸時代から存在していることわざのようです。

相場に限ったことではなく、思い込みにとらわれずに、ものごとに臨機応変に対応したいですね。

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