例えば「SNSの投稿は眉唾(まゆつば)だと思っている」などのように使われる「眉唾」ですが、「眉唾」とはういう意味でしょうか。
「眉唾」は「眉唾物」の略語で、もとは「眉に唾を付ける」という慣用句だったようです。この慣用句は「だまされないように用心をする」という意味です。
ここから「眉唾もの」「眉唾」は、「信用できないもの」や「用心すること」という意味で使われています。
しかし、なぜ「眉に唾をつける」のでしょうか。
これは「キツネは眉の本数を数えて人をだますが、魔除けの力がある唾を眉につけることで、だまされなくなる」という伝承に由来するというのが通説のようです。
ちなみに、キツネにまつわる伝承で化かされるのは男性が多いのですが、これは帰るのが遅くなった男性が「キツネに化かされたんだ」と奥さんに言い訳していたからではないかという説があります。
今も昔も、男性がお酒や遊びで怒られるのは変わらないようです。