「金字塔」って、どんな塔?

「金字塔」(きんじとう)は、偉業などの比喩(ひゆ)として使われる言葉です。「イチローはメジャーリーグの最多安打という金字塔を打ち立てた」のように使います。

実は、「金字塔」を分解すると「金の字のような塔」になることから、そもそもこの言葉はピラミッドのことを表しているのだそうです。

確かにピラミッドのかたちは「金」の字のかたちに似ているとも言えます。

ピラミッドが巨大で、歴史に残る建築物なので、そこから派生して「偉業」などの意味でも使われるようになったと考えられます。

ちなみに、中国由来なのかははっきりしないのですが、中国語でも「金字塔」は「ピラミッド」、「偉業」などの意味で使われるようです。

ただ、日本では外来語をカタカナで表記するためか「ピラミッド」の意味ではもうほとんど使わなくっています。