「犬猿の仲」って、どうして犬と猿なの?

「仲が悪い」という意味で使われる「犬猿の仲」という言葉がありますが、なぜ「犬と猿」の仲が悪いのでしょうか。

由来はいくつかあるようですが、最も有力なのは「十二支」に由来する説です。

十二支は「ねずみ・うし・とら・うさぎ・たつ・へび・うま・ひつじ・さる・とり・いぬ・いのしし」ですが、この順番は「元日に神様のもとへ挨拶に来た順番」だといわれています。

猿と犬は順番が後ろなので来るのが遅かった模様ですが、これが「犬猿の仲」の由来になっているようです。

もともと猿と犬は仲良く出発したのですが、途中から競争心が湧いてきて、争いを始めてしまいます。

この争いが過ぎて、途中の川にかかっていた丸太を渡るときに二匹とも川に落ちてしまいました。これをきっかけにいよいよ大げんかになってしまい、神様のもとに着くのが遅くなってしまったそうです。

この話がきっかけとなって「犬猿の仲」という表現が生まれたとされています。