「カマトト」って、もともと一体何のこと?

「あの子、カマトトぶってる」などと、何も知らないようなフリをして、うぶらしく振舞う女性に対して用いられる言葉を「カマトト」と言いますが、一体どこから来た言葉なのでしょう?

カタカナで書かれることが多いのですが、「カマ」は「蒲鉾(かまぼこ)」「トト」は幼児語で魚を指し、カマボコが魚で出来ているという誰でも知っている話を、「蒲鉾は魚(トト)でできているの?」 とわざとらしく尋ねるところから生まれたそうです。

江戸末期に上方の遊里で、うぶなふりをした遊女に対して使われ始め、第二次世界大戦後には、一般の女性に対しても、性的な面での無知をよそおうという、皆さんご存知の意味で用いられるようになったそうです。