「国家百年の計だ」などのように使われる「百年の計」という言葉は、どういう意味で使われているのでしょうか。
「百年の計」は「遠い将来までを見越した計画」という意味です。
中国の「管子」という書物に書かれている「終身之計」が変化して、日本では「百年の計」として使われるようになったそうです。
「管子」では、「一年の計画なら穀物を植え、十年の計画なら木を育て、終身の計画なら人を育てるべきだ」という文章で使われており、人材育成の大切さを意味していたようです。
百年の計では、必ずしも人材育成に限った意味にはなってないようですが、今でもこのような文脈で使われる例もあるそうです。
短期的な視点、長期的な視点のどちらも持っておきたいものですね。