「歯の浮くような」って、なんで歯が浮くの?

「歯の浮くようなセリフを聞いた」というようなときに使う「歯の浮くような」という表現ですが、なぜ歯が浮くのでしょうか。

「歯の浮く」、あるいは「歯が浮く」という言い回しは、例文のような場合、「軽々しい言動を見聞きして、不愉快な気持ちになること」を意味します。

もともと「歯が浮く」は、とても酸っぱいものを食べたりしたときに歯が浮くように感じる違和感のことを意味していたそうです。現在でも、この意味で使うことがあります。

この、食事などで実際に感じることのある嫌な違和感から派生して、何とも表現しづらい嫌な感じを意味するときにも「歯が浮く」という言葉を使うようになったようです。

自分の言動が相手にとって「歯の浮く」ようなものにならないように、気を付けたいですね。