「ふしだら」って、一体どこから来た言葉?

最近ではあまり使用しなくなった感もある「ふしだら」は、だらしがないことや、品行が悪いことを指しますが、一体どこから来た言葉なのでしょう?

「ふしだら」は、サンスクリット語「sutra」を音写した「修多羅」が語源だそうです。

では、「多羅葉(たらよう)」という葉に傷をつけて教法を書き(葉を傷つけると黒くなっていつまでも残る)、この葉に穴を開け、紐を通して保存していたのだとか。

この紐や糸のことを「修多羅」といい、「整理されている」「秩序よく束ねる」ことも意味していたそうです。

この「修多羅」が音転訛して「しだら」となり、それに否定の「不」をつけて「ふしだら」になったそうです。