夏にスーパーへ行くと「本日土用(どよう)の丑(うし)の日」と書かれていて、ウナギが売り出し品になっているのを見かけますが、そもそも「土用の丑の日」とは何なのでしょうか。
「土用の丑の日」は2つの言葉がくっついて出来ているようです。
1つは「土用」、もう1つは「丑の日」です。
「土用」というのは、四立(しりゅう。立春、立夏、立秋、立冬)の前の約18日間を指すそうです。「土」は物事を「木火土金水」で表す「五行説」という考え方に由来するようです。
もう1つの「丑の日」は、昔は日にちを干支(えと)で表していたところに由来するそうです。12日に1度は「丑の日」があったのですね。
これらから、「土用の丑の日」とは「土用」期間の「丑の日」のことになります。
土用は季節ごとにあるので最低年に4回は「土用の丑の日」がありますが、現在はウナギ食の習慣もあり、夏の「土用の丑の日」のみ使われています。