「色をつける」の色って、どんな色?

「色をつけてもらってお得に買えた」のように使う「色をつける」という表現ですが、どんな色をつけているのでしょうか。

「色をつける」というのは「情を加える」という意味で、そこから特に「値引きをしたり、割り増しをしたりするサービスを行う」という意味で使われています。

なぜこの意味で「色」を使うのかですが、そもそも「色」は同母の血縁関係を示す言葉だったそうです。

このため、昔は実の母親を「いろは」、同母の兄弟を「いろせ」などと呼んでいたようです。

そこから「色」が「男女の交わり」や「美しさ」も意味するようになり、カラーの意味でも使われるようになったそうです。

これに加えて、今では「反省の色」といったような態度なども含めた見た目についても使われ、ここから情を加えるという意味も加わった模様です。

というわけで、「色をつける」は、何かのカラーをつけているわけではないそうです。