「命に別状はない」って、死にそうなの?無事なの?

ニュースなどを見ていると「命に別状はない」という表現を見聞きしますが、言われている人は果たして無事なのでしょうか。

「命に別状はない」の「別状」は「変わった状態」という意味で、これがないということなので「命に変わりはない」=「死ぬような状態ではない」ということになります。

したがって、「命に別状はない」と言われているとき、その人は「死にはしない」ということになるようです。

しかし、死ぬほどではないだけで怪我の程度などは分からないでしょう。

消防では三週間以上の入院が必要だと「重症」、警察では全治30日以上の怪我などを「重傷」としているようなので、病気や怪我の程度はそれで判断することができるようです。

また、似た言葉で「重体」がありますが、これは命に関わるほどの重い病気、負傷のことを指すので「命に別状はない」と同時には使われないようですが、実際の報道では使われている例もあるようです。

「重体」は「重態」とも書くようです。