「一か八か」って、何で一と八なの?

運任せに何かをやるときに「一か八かやってみよう」などと言いますが、出てくる数字はなぜ一と八なのでしょうか。

「一か八か」は、結果を運命に任せるという意味ですが、まさにそういう要素の強いギャンブル(賭博・とばく)に語源があるという説が有力なようです。

説は大きく二つあり、一つは「一か罰か」に由来するというものです。

このときの「罰」は、「罰当たり(ばちあたり)」と同じで「ばち」と読みます。

サイコロでかけている「一」が出るか、それ以外の外れの目(罰)が出るかをやってみようというところから、罰が数字になって「一か八か」になったのではないかと考えられているそうです。

もう一つ、昔の賭博で「丁か半か」(サイコロの目が偶数か奇数か)というものがあったので、「丁」と「半」(旧字体では絆の右側と同じ形だった)の漢字の上部分をとって「一か八か」になったという説もあるそうです。