「粗利を重視している」のように使われる「粗利」ですが、なぜ「粗い」のでしょうか。
「粗利」は「粗利益」の略です。
売上からその売上に直接かかった経費を引いたものです。
例えば、200円で仕入れたものを300円で売れば、100円が粗利になります。
なぜ「粗い」のかですが、「粗」(あら)は接頭辞と呼ばれるもので、ある言葉Aの前につけることで「大ざっぱなA」という意味になります。
他の例としては、「あらすじ」などがあげられます。
本来の利益は人件費や固定費(事務所賃料など)も計算しないと出ませんが、ビジネスでまず大事なのは儲けです。
しかし、儲けは本来の利益に比べると、「大ざっぱな利益」になるので、「利益」の前に「粗」をつけて「粗利」と言うようになったものと考えられます。
ちなみに、「粗利」は正式には「売上総利益」と呼ばれます。