杜撰
「間違いが多い、いい加減なさま」を意味します。
ずさん
「とせん」ではありません。
「杜撰な仕事」のように使う「杜撰」。
もともとは、中国にいた杜黙(ともく)という詩人が前衛的な、ルールに縛られない漢詩をつくっていたことからできた言葉のようです。「杜撰」の「杜」は「杜黙」からきており、「撰」は漢詩を作ることという意味だそうです。
ただ、なぜ日本での読み方がこのような難しいものなのかは、よく分かりません。
前衛的な詩を作っていただけで、いい加減呼ばわりされてしまうのは、少しかわいそうな気もしますね。