案山子
田んぼや畑に立っている鳥や動物よけの人形のことです。
夜に突然視界に現れるとびっくりしたりしますね。
かかし
この字でなぜ「かかし」と読むのか不思議ですが、これは当て字のようです。
読みについては、もともと匂いで鳥や動物を追い払っていたので「嗅がし(かがし)」と言っていたのが、追い払い機能が人形に移ってもその名前が引き継がれており、いつの頃からか「かかし」になったようです。
これが中国の僧が禅にて山などにある人形のことを「山の平らな部分」=「案山」にある「人形」=「子」ということで「案山子」と言っていたことから、日本語の「かかし」を「案山子」と書くようになったようです。
なお、「鹿驚」と書いても「かかし」と読むのだそうですよ。
同じような理由から、中国で石碑の土台になっている亀のような伝説上の生物も「贔屓(ひいき)」と言うのだそうです。