労る

労る

大切に世話をする、ねぎらうといった意味で使われる言葉です。


いたわる

「労」という字は、「労働」など「働く」というイメージがあるので、「いたわる」と読むのは少し意外かもしれません。

読みから考えると「労」は「働く」という意味と、そこで疲れた人を「いたわる」ということを両方意味する漢字ということです。

これは漢字の成り立ちに由来すると言われているようですが、由来は諸説あってはっきりしていません。

ちなみに、「ねぎらう」も「労」を使って「労う」と書きます。

「いたわる」と「ねぎらう」は似ていますが、「ねぎらう」は目上の人が目下の人に、あるいは同等の立場の人に向かって使う言葉だそうなので、間違えないようにしましょう。

この漢字は、人が力を尽くして働くには、労りが必要ということを示しているのかもしれませんね。