夏から秋の明朝や夕暮れ時に「カナカナカナ」と鳴くセミのことです。

音読みでは「ちょう」とも読みますが、日本語において日常的に使う例はほとんどありません。中国ではこの一語で「せみ全般」を示すそうですが、中国でも「蝉」(せみ)の字のほうを使うことが多いようです。


ひぐらし

なお、つくりの「周」の部分は旧字で書くのが普通で、「土」の部分がカタカナの「キ」のように下が突き出すので書くときは気を付けましょう。

ちなみに、セミとしての「蜩」は「日暮」「茅蜩」「晩蝉」と書いてもよいようです。