仰仰しい

仰仰しい

大げさなことを表す言葉です。「ものものしい」も似たような意味ですが、「ものものしい」は威圧感を感じるのに対して「仰仰しい」は「無駄に大げさ」という意味が強い言葉です。


ぎょうぎょうしい

もとは「稀有稀有し」(けうけうし/極めてまれなこと)という言葉だったようです。

これの読みが古文では「きょうきょうし」であり、後に「仰」(ぎょう)の字があてられて「ぎょうぎょうしい」という読みへ変化したという説が唱えられています(「業業し」、「凝凝し」からという説もあります)。

ちなみに、「大仰」(おおぎょう/大げさなこと。筆者は「たいぎょう」だと勘違いしていました・・・)や「仰山」(ぎょうさん)の「仰」も同じ変化から出てきたと考えられるそうです。