不埒
一般的には道理から外れたことやルールを破るようなことを非難するときに使います。「不埒な奴」といえば、「ルールを守らないけしからん奴だ」のような意味になります。
ふらち
ここでの「埒」(らち)は「埒(らち)が開かない」の「埒」と同じです。「埒」は馬場を囲う柵に由来しており、そこから「区切り」や「規制」といった「行ってよいところと行ってはいけないところの境目」の意味を持っているのだそうです。
ここから「境目」を否定する、つまり様々なルールを無視していくことが「不埒」と呼ばれることになったようです。
また、柵が変化しない状況から「埒が開かない」(決着がつかない)という意味で使われることもあるそうです。