褪せる
色やつやが薄くなってしまうことを言います。
あせる
長く使っていると服は色が薄くなってくるので、「服の色が褪せた」などのように使います。写真も古くなると色が褪せてしまいますね。
漢字の中にある「退」はマイナスを示すので漢字自体がそもそも服の色が薄くなることを示すようです。なお、服関係なので「褪」は衣へんです。しめすへん(ネ)と間違えないようにしましょう。
読み方から元々は「浅い」(浅くなる)と同じ言葉だと考えられているようです。古い言い方(大和言葉)では両方とも「あし」で、これを漢字で表そうとしたときに、漢字の持つ意味と合わさって水関係は「浅」、服などは「褪」というように分けて書かれるようになったと考えられます。
「浅い」の仲間だと覚えておくと、読み方を忘れにくいかもしれません。