天の邪鬼
あえて反対の言動をするひねくれ者のことを言います。また、元々は人の心を読んでいたずらをしかける鬼のことです。
あまのじゃく(あまのじゃこ)
漢字から考えると「あまのじゃき」と読みそうですが、何故かそう読みません。
理由ははっきりしませんが、「天の邪鬼」の由来の一つとして中国の「海若」(かいじゃく)という鬼が考えられており、これを訓読みで「あまのじゃく」と読んでいたことから、今の読み方になったと考えられているようです。
またもう一つ、日本神話に出てくる「天探女(アメノサグメ)」という神が「天の邪鬼」の由来の一つでもあり、この「天探女」が変化して今の読みになっているとも言われるそうです。
いずれにせよ、日中両方の神話や伝説が合わさって語られるようになった妖怪であることは有力で、今ではその妖怪の悪事が転じて「ひねくれ者」の意味で使われているようです。
あんまりひねくれ者だと周囲から孤立してしまうので気を付けたいですね。