どうして「蛇」は虫ではないのに虫偏なの? 蚊、蝉、蟻などは昆虫類であり、漢字は虫偏(むしへん)ですが、どうして爬虫類の蛇まで虫偏なのでしょう? 実は、昔は「蛇」も虫に分類されていたのです。 現代では「虫」というと昆虫類を指しますが、鳥でも魚でもない小さな生き物は全て「虫」と分類していたそうです。蛇が虫偏なのは、その時代の名残なのですね。 ちなみに、クジラは哺乳類ですが、昔は「魚」の一種と考えられていたため、「鯨」と魚偏がつきます。このように、漢字のつくりを調べてみると、それぞれの漢字には歴史があることがわかりますね。