「躓く」には「つまずく」と「つまづく」という2つの書き方がありますが、どちらの表記が正解なのでしょうか。
結論から先に書くと、「つまずく」が原則ですが、「つまづく」でも間違いではないのだそうです。
「ず・づ」は音が同じなのに文字が違うため、使い分けに迷いがちですが、国が一定の基準を示しています。
「ず・づ」は原則として「ず」を使い、「づ」を使う時は例外のときだけとされています。
そして、「づ」を使うのは、「同音の連呼」(例:つづみ)・「二語の連合」(例:たけづつ=竹+筒)の時に限られています。
「躓く」は「爪突く」が語源とされているそうなので、2語の連合で「づ」を使いそうですが、現在は「躓く」と書くことが普通で、2語の連合という意識がないため「ず」を使うのが原則となるようです。
ただ、もともとは「づ」だったので「づ」を使っても間違いとはしないとされているようです。