「~ください」を書くときには、「下さい」と「ください」の2パターンがあります。
この2つに違いはあるのでしょうか。
「ください」を漢字で書く場合とひらがなで書く場合では、意味の違いがあるようです。
「ください」は「くれ」を敬語にしたものですが、漢字で「下さい」と書くとこの「くれ」の意味を示すようです。
例えば、「水がほしい」ときの「ください」は「くれ」の意味なので、「水を下さい」と漢字で書きます。
一方、ひらがなで「ください」となっているときは、「~してほしい」という意味のようです。
したがって、何かをやめてほしいときは「やめてください」とひらがなで書きます。
ただし、この使い分けは、国などが出す文書の書き方がもとになっているだけで、絶対的なものではないようです。
使い分けの仕方が違っていても、日本語として間違っているわけではないので、すぐに間違いだと判断しないほうが良いかもしれません。