「二期作」と「二毛作」は、似ているので意味を混同しがちとかもしれません。
この使い分けを覚えるには、「期」と「毛」の意味から入ると分かりやすそうです。
まず、「二期作」の「期」ですが、これは期間のことです。ここから「二つの期間でそれぞれ作る」→「同じ土地で同じ作物を二度育てること」を意味します。
例えば、お米は気温が高いと早く成長するので沖縄では二月~六月と、七月~十月の二期間で育てられているそうです。
一方、「二毛作」の「毛」ですが、「不毛」(作物が育たないこと)という熟語で用いられるように「育つこと、栽培すること」という意味も持っています。ここから「二つのものを栽培する」→「同じ土地で二種類の作物を育てること」という意味になります。
高校野球で有名な甲子園球場は。一年中外野の芝が緑なのですが、あれは二毛作を利用して緑色になる時期が夏と冬の二種類の芝を植えているから可能なのだそうです。