「享年(きょうねん)」と「行年(ぎょうねん)」って、どう使い分けるの?

お墓などで「享年」あるいは「行年」という言葉が使われていることがありますが、それぞれどういう意味で、どう使い分けるのでしょうか。

「享年」は、生きてきた年数・亡くなった年齢を示す際に使う言葉だそうです。

「享年80」のように歳はつけないのが伝統的な書き方のようですが、今はつけることも増えています。

一方の「行年」も、「何歳まで生きたか」→「亡くなった年齢」を意味します。

行年は、「行年80歳」のように歳をつけることが多いようです。

基本的にこの2つは同じ意味で、細かい使い分けはないそうです。

また、「年齢は数え年で書くべきだ」という考えもあるようなのですが、実際は日常生活でよく使う満年齢で書かれることも多く、最近は「どちらでも構わない」というように変わってきている模様です。

ただ、「享年」は数え年、「行年」は満年齢という区別をする場合もあるそうなので、気になるときはお寺などに確認すると良いかもしれません。