似たような流れで使われる「範疇」(はんちゅう)と「範囲」ですが、どのように使い分ければいいのでしょうか。
「範疇」というのは、同じ部類のものがまとまった範囲を指すようです。英語やドイツ語で言うカテゴリーにあたります。
一方の「範囲」は、中身はともかくある一定の枠内を指すそうです。
このため、全体や対象とそうでないものとの区切りをはっきりさせたいときには「範囲」を、対象が同じグループであると言いたいときは「範疇」を使うと良さそうです。
ただ、これだと判断基準に主観も混じるので、「カテゴリー」や「部類」と言い換えられるものなら「範疇」、それ以外なら「範囲」と使い分けてもいいかもしれません。
「行動○○が広い」なら、「カテゴリー」などで言い換えるとおかしいので「範囲」を使いますし、「これは趣味の○○」なら「カテゴリー」などでも良さそうなので「範疇」が使えると思います。