日本語では、音が同じでも文字が違う言葉が多いですが、中でも「あく」は使い分けが多い言葉の一つです。
「あく」で使われる「明く」「開く」「空く」は、どう使い分ければ良いのでしょうか。
- 「明く」は「中身がよく分かるようになるとき、期間が終わるとき」
- 「開く」は「閉じていたものがひらくとき」
- 「空く」は「穴ができたとき、あったものが無くなったとき、空間ができるとき」
これらのときに、それぞれ使います。
ただし、「明く」と「開く」は一部両方使える場合があるようです。
例えば「背中のあいた服」は、「開いた服」「明いた服」のどちらを使っても間違いとは言えないそうです。
なお、両方使える場合でも、漢字の違いで意味が変わる場合もあるので注意が必要です。
例えば、「目があく」は「明く」だと「よく分かるようになる」=「目が見えるようになる」、「開く」だと単に「閉じていた目がひらく」となり、意味が変わってしまうようです。