「縦割り組織」って、どんな組織のこと?

「縦割り組織の弊害が・・・」などの文章を見かけることがありますが、「縦割り組織」とはどのような組織なのでしょうか。

「縦割り組織」とは、多くの場合「部署ごとに専門的な役割が割り振られていることで問題を抱えている組織」を指します。

各部署が役割に専念することで、部署同士の縄張り争いや責任の押し付け合い、他部署への無関心、案件のたらい回しなどが起こっているような組織です。

しかし、本来「縦割り組織」とは、「上下関係を中心とした組織」「部署ごとに役割分担している組織」という意味であって、特にネガティブな意味で使われる言葉ではなかったと思われます。

会社の場合、「営業部」なら営業を、「商品開発部」なら商品開発を、それぞれ専門的に行っているということです。

今でも、「縦割り組織のメリット」などの場合には、ネガティブな意味はありません。

効率的に物事を進められ、専門的なプロが育成できるというメリットもあるようですが、前述のような問題が起こりがちなので、部署横断のプロジェクトを作ったりと色々と工夫がなされているようです。