「鳴り物入り」って何のこと?何を鳴らすの?

「鳴り物入りで入団した新人選手」などの言い方で使われる「鳴り物入り」ですが、これはどういう意味でしょうか。

「鳴り物入り」は「にぎやかにはやし立てること、大げさに宣伝すること」という意味で、皮肉を含んだ言い回しとして使われることが多いようです。

歌舞伎の三味線や笛、太鼓などのことを「鳴り物」と呼ぶそうで、元々はそれらで舞台を盛り上げることを「鳴り物入り」と言っており、それが転じて現在の意味になったとされています。

皮肉を含んだ言い回しなので、「鳴り物入りで入団した新人選手だったが、今年は出場機会に恵まれなかった」のように、後ろにネガティブな文章を付けて使われることが多いようです。

「有名無実」も似たような意味で使うことができて、同時に使われることもあるので、一緒に覚えておくと良いかもしれません。