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「瀬戸際」って、瀬戸内海のきわのこと?

「瀬戸際(せとぎわ)」は、物事の大きな分かれ目という意味で、それを超えると大きく変わってしまう境目にいるときに使われます。

「瀬戸」というと、「瀬戸内海」を思い浮かべる方が多いかもしれません。実際、「瀬戸際」と「瀬戸内海」の「瀬戸」は同じ由来だそうですが、「瀬戸際」が「瀬戸内海のきわ」という意味だったわけではないようです。

この「瀬戸」というのは古くは「狭門」と書き、陸地と陸地の近い、狭い海峡のことを指していたようです。つまり、「瀬戸際」は海峡と海の境目が原義ということです。これが発展して現在の意味になったとみられます。

なお、現在の「瀬戸内海」はThe Inland Seaの訳語として江戸末期から明治以降に成立した概念で、外海(太平洋・日本海)への出口がみんな「狭門(瀬戸)」だったので「狭門(瀬戸)」の内側の海ということで「瀬戸内海」と名付けられたという説などがあるようです。